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ブランドバッグのファッションアイテム満載
by hanamizuki-16

甥・姪を溺愛する未婚者が増加

 甥や姪のために快く財布を開くおじやおばは、育児用品業界にとって上客だ。中小企業の女性社長、イ・ジホンさん(35)は2011年に姉が息子を出産すると、布団や毛布、枕、おくるみがセットになったオーガニック布団セットに始まり、かばん、ぬいぐるみ、ゲーム機、子どもの様子を観察できるベビーモニター、お尻拭きシートを温めるお尻拭きウォーマーまで、甥のために何でも買い与えた。季節ごとの甥へのプレゼントには300万?400万ウォン(約32万?43万円)を使う。イさんは「一番いい物だけを与えたい。私が買った服を着て遊ぶ甥を見ることほどうれしいことはない」と話した。


 育児用品メーカーの関係者は「かつては父親と母親、両家の祖父母が子どものためにカネを使うという意味で『シックス・ポケッツ・ワン・マウス(six pockets one mouth)』という言葉があったが、最近はおじやおばが加わり『エイト・ポケッツ・ワン・マウス(eight pockets one mouth)』が育児用品業界の新たな常識になった」と話した。特に、高価なブランドほどおじやおばがよく買うと言い、一人目の甥・姪の場合にその傾向が最も強いと説明した。

 あるデパートのフランス製ベビー用品コーナーの店員は「両親は本当に必要な物だけを買い、価格も非常に気にするが、甥や姪を溺愛する人たちは親が自分で買うには高い製品をどんどん買っていく」と打ち明けた。

 写真スタジオや子ども関連イベントの風景も様変わりしている。子ども写真スタジオで働くチョ・ソンシクさん(25)は「最近は撮影依頼の10件に3?4件は甥や姪と一緒に撮ってほしいという未婚の男女だ」と明かした。先日は30代の女性が子どもの1歳記念で撮影に訪れ、キーホルダーや車用のフォトフレームなどあらゆるオプション商品を追加したため、母親だと思ったら実はおばだったという。

 小児を対象とするある韓方医院は2010年から、子どもの写真を募集する「明るく笑う子どもの選抜大会」を開催しているが、昨年「甥・姪バカ」部門を新設した。甥・姪と一緒に撮った写真を投稿し、自慢する部門だ。同院によると、同部門への応募者は300人に上るという。

 西江大社会学科のチョン・サンジン教授は「全般的に晩婚化が進み、子どもを産まない人も増えている中、『甥・姪バカ』は子どもへの愛着を満たすための現象なのだろう」と話している。
by hanamizuki-16 | 2015-05-05 11:57